会社にとっての株主とは?
会社にとって株主とはどういう存在なのでしょうか?
ずばり、株主は株式会社の所有者=オーナーです。
オーナーというとちょっとはイメージわきますか?
会社の基本的な方針を決定するのは株主総会です。
株主総会の決議は、株主が所有する株式数の割合できまります。
ですから、会社においては、より多くの株式を保有すればその他の者に対して
発言権を大きくすることが可能になります。
それでは、会社の支配権を確保、発言権を強くするためには、どのくらい株式保有率を確保する必要あるのでしょうか。
定款の変更、合併などの重要事項は、
株主総会の特別決議で決定することになりますが、
その決議は、その株主総会で議決権を行使することができる株主の議決権の過半数を有する株主が出席し、
出席した株主の議決権の3分の2以上の多数をもってされることになります。
67%以上の株式を保有していれば、実質的な支配権があるんですね。
つぎに、取締役の選任・解任、取締役への報酬の決定などは、株主総会の普通決議で決めます。
その決議は出席株主の議決権の過半数です。
51%以上の株式を保有していれば、会社経営の意思決定上、強力な権限を持つことになります。
理想はもちろん、オーナー経営者が100%株式を保有すること。
100%が困難であれば、2/3以上保有すれば、基本的にすべての意思決定を行うことが可能です。
2014年7月1日 3:35 PM|その他/社長に知っておいてほしいこと