土方奈緒ブログ

月別:4月2014

帳簿の役割って?

 

ある社長。

「今月は儲かった!」と体では感じていた。

だが、帳簿を見るとそうでもない、思ったより今月は支出が多く利益が出ていなかった。

なぜ?

何とかしないと!!!
そうです。

この気付きを経営者に与えるのが、帳簿の最大の役割です。

帳簿をつけることは、簿記の知識ない人、数字の苦手な人にとっては、とても面倒な作業ですよね。わかります。

だけど、記帳のために経理の人材を雇えば、もコストがかかります。

自分で記帳すれば、すぐに成績を確認できますし、時間以外のコストはかかりません。
決算のときも慌てることなく、対処できます。

また、毎月会計ソフトで記帳していれば、ある程度の収入予測も立つため、節税対策なども事前にできるようになるんです。

銀行借入がある場合は、銀行から試算表の提出を求められる場合もありますよね?
この場合もパソコンで帳簿を付けていれば、すぐに印刷して試算表を提出できます。

というわけで、社長にとって、タイムリーな帳簿つけは必須。

ご自分でやるにしろ、税理士に依頼するにしろ、毎月きちんと帳簿から試算表を作成しておきましょう。

帳簿からいろいろ気づくことができる社長こそ、利益を出せる社長ですよ!!!

数字に強い社長になる!!!

毎月帳簿を付けていない場合。

結局は年一回の税金の申告の際にまとめて記帳する必要が生じます。

法人、個人どちらでも必ず年に1回は確定申告をしなきゃいけないんです。

 

だったら、毎月少しの作業で成績確認をし、申告の際にも慌てることが無いようにしませんか?

税理士として、いろいろな会社を見る機会がありますが、
経験的に言えることがあります。

売上が伸びてる若しくは少ない売上でも利益を多く出している会社は、

例外なく社長が数字に強い!!!です。ほんとに驚くくらい数字に強いです。

この数字に強いというのは、簿記が出来るとか数学が得意という類のものではなく、

商売の現場で「肌で感じる金銭感覚」と絶対的な結果である「帳簿の数値」をリンクして考えられる能力。

 

なんとなくの感覚と、帳簿がこれまた毎月ぴったり一致されてる社長の会社は、強いです!

会計ソフトの選び方

会計経理を自分できちんと把握してみようとお考えの方。

会計ソフトで入力してみませんか?

自社で決算まで可能となり、日々入力すれば会社の財務状況を常に確認でき、会社を経営していくうえでとても有益なことです。

 

さて。。。会計ソフトはどれを選んだらいいのでしょうか。

家電量販店に行けば、何種類か並んでいますよね、迷いますよね、困りますよね。

 

これは顧問税理士がいるならば、まずはその税理士にきいてみてください。

 

税理士のおすすめなら、もしわからないことあれば質問することもできます。

 

また、税理士に帳簿作成を依頼することも有用です。起業したばかりの時期は、経理どころではないのが実情でしょう。

 

会計事務所で記帳代行をすることも経理の合理化になりますよ。

書類整理は怠らずに。はじめの一歩。

書類がばらばらで整理されていない。

 

これでは記帳代行料金も書類整理に時間を割かれる分高くなってしまいますね。

設立して間もない会社であれば、月に1回程度でもよいです。

 

領収書はスクラップブックに糊付けして、
請求書は穴をあけてひもで綴じるなり、ファイルに整理するなり。。。

 

整理しておけばそれだけでも資料紛失によるミスも防ぐことができます。

 

売上をあげるため、営業に走り回る日々、毎日お忙しくされていることと

思います。わたしもおんなじ気持ちです。
そんなの知ったこっちゃないなんていわず、少しの時間でできること。

あとで慌てないためにも実践しときましょう~。

経理は難しくない。

経理がなぜ必要なのでしょうか?

会社の財政状態、経営状況を報告する必要があるから!でしたね。

 

①経営者自身(経営状態をまず一番に具体的に把握する必要あり)

②税務署(申告により納税の義務あり)

③銀行等の金融機関(融資の際報告する必要があり)

 

当たり前ですが、小さな会社の場合にも①~③に報告するために、

経理は必要です。

 

「毎日忙しいけど、結局のところどれくらい儲かってるのかなあ?」

「でも、相当勉強しなきゃ経理なんてできないよなー」

「やっぱりプロに頼むしかないのかな」

と、考えながら日々に流されて、そのまま過ごされている方。

難しく考えないでください。

ある一定のルールを守りさえすれば、経理処理は難しくありません。

 

経理というと、教科書どおりの完璧な処理をすることをイメージしがちです。

完璧な処理をしようと、そのために余分な時間をかけて、

芸術的な帳簿を作るのことはしないでくださいね。くれぐれも。。。

 

小さな会社にとって経理とは、

銀行や税務署、

そして経営者自身が会社の財政状態および経営状況を報告するために行うものです。

↑これが一番大事ですよ。お忘れなく!

 

「証拠書類に基づいて」

「一定のルールに従って」

処理すれば、小さな会社の経理は、会計ソフトも使うことで、

誰でも簡単にできます。

ご安心くださいね。