土方奈緒ブログ

帳簿の役割って?

 

ある社長。

「今月は儲かった!」と体では感じていた。

だが、帳簿を見るとそうでもない、思ったより今月は支出が多く利益が出ていなかった。

なぜ?

何とかしないと!!!
そうです。

この気付きを経営者に与えるのが、帳簿の最大の役割です。

帳簿をつけることは、簿記の知識ない人、数字の苦手な人にとっては、とても面倒な作業ですよね。わかります。

だけど、記帳のために経理の人材を雇えば、もコストがかかります。

自分で記帳すれば、すぐに成績を確認できますし、時間以外のコストはかかりません。
決算のときも慌てることなく、対処できます。

また、毎月会計ソフトで記帳していれば、ある程度の収入予測も立つため、節税対策なども事前にできるようになるんです。

銀行借入がある場合は、銀行から試算表の提出を求められる場合もありますよね?
この場合もパソコンで帳簿を付けていれば、すぐに印刷して試算表を提出できます。

というわけで、社長にとって、タイムリーな帳簿つけは必須。

ご自分でやるにしろ、税理士に依頼するにしろ、毎月きちんと帳簿から試算表を作成しておきましょう。

帳簿からいろいろ気づくことができる社長こそ、利益を出せる社長ですよ!!!

数字に強い社長になる!!!

毎月帳簿を付けていない場合。

結局は年一回の税金の申告の際にまとめて記帳する必要が生じます。

法人、個人どちらでも必ず年に1回は確定申告をしなきゃいけないんです。

 

だったら、毎月少しの作業で成績確認をし、申告の際にも慌てることが無いようにしませんか?

税理士として、いろいろな会社を見る機会がありますが、
経験的に言えることがあります。

売上が伸びてる若しくは少ない売上でも利益を多く出している会社は、

例外なく社長が数字に強い!!!です。ほんとに驚くくらい数字に強いです。

この数字に強いというのは、簿記が出来るとか数学が得意という類のものではなく、

商売の現場で「肌で感じる金銭感覚」と絶対的な結果である「帳簿の数値」をリンクして考えられる能力。

 

なんとなくの感覚と、帳簿がこれまた毎月ぴったり一致されてる社長の会社は、強いです!