土方奈緒ブログ

カテゴリー:会計お役立ち

キャッシュレス会計に挑戦①

会社が現金を持てば、さまざまな事務負担が生じます。

現金の管理、結構時間がかかって事務負担かかってるはずです。
キャッシュレス会計の導入により、これらの事務負担をスリム化を実現しましょう。

 

キャッシュレス会計とは、その名のとおり、

小口現金を廃止すること。
会社として現金を持たないということです。

 

日常的に当たり前のように行われている現金処理。

どれだけの手間と時間がかかっているか考えてみましょう。

 

① 領収証の金額を金庫の現金(かりに月初に10 万円とします)から出して支払う。

② 現金出納帳に精算内容を書き出す。

③ 1 日の業務が終了すると、金庫の中の現金を数えて、通貨ごとに金種別集計票に記録する。

④ 月末には、現金の実際有高と小口現金出納帳の残高が一致していることを確認の上、 金庫の小口現金が10 万円となるように補充する。

 

・・・という具合に、立替精算を社員がいつでもできるようにしておくと、経理担当者は都度対応しなければならず、

多くの時間をこの現金管理に使ってしまっているのです。

 

事務負担のスリム化を始めましょう!

 

具体的な内容は次回で説明しますね。

会社の締日の決め方

素朴な疑問。

給料や経費の締め日と支払日はどのように決めたらいいの?

 

原則として会社の自由です。

たとえば、決算書の見栄えを気にするなら・・・

決算期末にお金が多くあるように見せる必要があります。

 

たとえば給料の支払いであれば、15日締めの25日払いの会社が多いです。

ただ、月末にキャッシュを多くしたいのであれば

25日締めか月末締めの5日か10日支払にするのも一つの方法でしょう。

 

仕入先等との契約で締め日や支払日を決めたらそれに従うことになります。

上記のとおり、仕入についても同じことがいえるでしょう。

 

 

ビジネスモデルとキャッシュポイント。

 

事業をはじめるとき、たとえば事業計画書を作成された方、

また簡単ではあるが、ビジネスモデルを作った方。

何を目的として、どのような方法で利益を獲得していくか考えて

起業されたことでしょう。

 

では、このビジネスモデルをいかして、事務処理できていますか?

そして、このビジネスモデルとあわせてキャッシュポイントをおさえれば

どのような事務の骨組みが必要かわかってきます。

 

たとえば・・・

顧客管理は、入口のキャッシュポイントを守るため。
在庫管理は、出口のキャッシュポイントを守るため。


考えてみてください。

電話応対、備品管理、元をたどれば、お金の出入り口の管理からきてます。

 

起業して間もなく、あわただしい毎日のなかで、このような事務処理の

骨組みは考えて形にしておきましょう。

 

営業に追われる日々のなかで、忘れないように・・・