決算書の見方 自己資本比率を高めたい!
自己資本比率は高ければ高いほどよい。
では、どうやったら自己資本比率は高くなるのでしょうか?
自己資本比率=自己資本/総資本
したがってこれを高めるには分子を大きくするか、分母を小さくすればいいわけです。
まずは分子を大きくする方法、自己資本を大きくする方法を考えてみましょう。
① 増資をする
② 利益を上げて内部留保を増やしていく
自己資本を増やすにはこの2つしかありません。
資本金を増やすため、増資をする・・・でも、滅多にやることではありません。
では、利益剰余金を増やすには?・・・
損益計算書で毎年利益を積み上げていき、貸借対照表の利益剰余金として積み上げます。
毎期毎期、こつこつと積み重ねていく、理想的ですね。
つぎに、分母を小さくする、総資本を減らすとはどのような方法が考えられるでしょうか?
たとえば「遊休固定資産を売却して、その売却代金で借入金を返す」ケース。
資産も減り、負債も減ります。
したがって、総資本が減ることになります。
このように資産をスリム化を行えば、総資本は小さくなりますね。
利益を蓄積する、資産をスリム化して効率的な経営を行うことが自己資本比率を
高めることになるのです。
まさに、経営者が求める究極といえます。
2014年6月15日 4:15 PM|社長必見。決算書の見方