土方奈緒ブログ

決算書の見方 自己資本とは?

あらためまして、自己資本ってなんでしょうか?

 

貸借対照表において、「資産の部」と「負債の部」の差額である「純資産の部」の金額のことをいいます。
いつかは返済したり、支払ったりして他人に支払わなければならないものを、負債の部に表示します。これが他人資本です。

 

残りの返済や支払の必要のないものを資本の部として表示し、これを自己資本と呼びます。

そしてこの自己資本は、株主から出資を受けた資本金と、利益の積立である剰余金とに区分されます。

 

つぎに自己資本比率について。

総資本(負債+純資産)にしめる自己資本(純資産)の割合を自己資本比率といいます。

自己資本比率=自己資本(純資産)/総資本(負債+純資産)

 

上記の算式をご覧のとおり、自己資本比率が高いと言うことは、返済の必要のない自分のお金で資産を取得しているということになりますね。

すなわち、安全性が高いと評価されるということです。

 

自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよいのです。