決算書の見方 注目すべきは経常利益。
損益計算書は、後ろから見ていったほうがわかりやすいです。
まず、当期純利益から法人税等を差し引く前の利益が、税引前当期純利益です。
ただ、当期純利益や税引前当期純利益だけを見ていては、経営の問題点ははっきりしてきません。
なぜなら、当期純利益や税引前当期純利益には固定資産の売却益などの臨時的に発生した損益も含まれてしまうから・・・
では、なにを一番注意してみたらいいのかというと。
答えは、税引前当期純利益の上にある、経常利益です。
経常利益は、本業から生じた財務上の収支を加味したもの、つまり毎期繰り返す事業活動の結果の利益。
すなわち、会社の実力がこの経常利益には反映されているということ。
金融機関や外部の人間は、会社を評価するには、まず経常利益を見ます。
会社の健康診断をする上でも、この経常利益がとても大事な数字となります。
2014年6月11日 9:37 AM|社長必見。決算書の見方